世界中を騒然とさせた欧州スーパーリーグ(ESL)からイングランド勢に続いて、さらに4クラブの撤退が決定した。

 米テレビ局「ABC」や英紙「インデペンデント」など複数メディアが21日に「アトレチコ・マドリード、インテル、ACミラン、ユベントスが水曜日にスーパーリーグから脱退し、新しい大会が始まる前に実質的に消滅した」と報道。「スペインのレアル・マドリードとバルセロナだけがまだ公式に関与している」とESLの参加クラブはわずか2チームとなり、崩壊寸前の状態に陥った。

 ESLで〝ナンバー2〟の役割を担っていたユベントスのアンドレア・アニェッリ会長も白旗を掲げ「6チームでトーナメントを行うことはできない」と脱退を決断したとイタリア紙「ガゼッタデロスポルト」などが報じており、イタリア勢は足並みを揃えて撤退を決断した。Aマドリードも21日に取締役会を開いてESLから撤退する方針を承認。4クラブがESLから離脱することになった。

 設立発表からあっという間に2クラブになってしまったESL。永遠のライバルであるスペインの名門2クラブは果たしてこれからどう動くのか。