東京五輪の男子サッカー(7月22日開幕)の1次リーグ組み合わせが21日に決定し、韓国ではMF李康仁(※イ・ガンイン=20、バレンシア)の兵役免除が大きな注目を集めている。

 徴兵制を採用している韓国では男性は18~35歳の間に21か月の兵役に就くことが義務づけられているが、五輪でのメダルまたはアジア大会で金メダルを獲得するなど国際大会で顕著な成績を収めた選手に対しては4週間の基礎訓練のみに軽減され兵役は免除となる。

 韓国の至宝と呼ばれる李にとっては初めてとなる兵役免除をかけた舞台となり、韓国でも大きな注目を集めている。

 そうした中で、韓国はホンジュラス、ニュージーランド、ルーマニアと強豪不在の“天国の組”となり「歴代最高の組み合わせだ」と大盛り上がり。同国メディア「インサイト」は「李の兵役免除がかかった東京五輪で、最高の組み合わせ結果となった」と李にとって大きな懸案の兵役免除へ向けて視界良好を強調した。

 李にとってはサッカー人生を左右する大舞台となりそうだ。