欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦(14日=日本時間15日)リバプール(イングランド)戦に臨んだレアル・マドリード(スペイン)のバスが試合前に襲撃されたと、スペイン紙「スポルト」など各メディアが報じた。

 同メディアによると、Rマドリードがスタジアム入りする際、リバプールファンから投石を受けて、窓ガラスが1枚割られたという。選手やスタッフにけが人はいなかった。Rマドリードの幹部で元スペイン代表FWエミリオ・ブトラゲーニョ氏(57)は「今日はリバプール―レアル・マドリードの試合だ。ファンが世界で見ることができる最高の試合の1つだが、これが起こるのは残念だ」とコメントした。

 リバプールは声明を出し「私たちはレアル・マドリードのバスを破損させた行動を非難する。容認できず、一部の人による恥ずかしい行動だ。心に生じた苦痛に謝罪したい。警察と協力して事実を明らかにし、責任者を特定する」としており、ブトラゲーニョ氏は「起きたことは残念だが、クラブ間の関係はとても良い。リバプールのマネージャーは私たちに謝罪した」という。

 Rマドリードは試合前のアクシデントにもかかわらず、敵地での第2戦を0―0で引き分けて2戦合計3―1で準決勝に進出しており、大きな影響はなかったようだ。