アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーの元日本代表MF本田圭佑(34)が10日、移籍後初スタメンとなった敵地のカバラ戦でフル出場を果たしたが、無得点に終わった。

 2位につけるネフチ・バクーはアウェーとはいえ、5位と格下の相手だけに、勝ち点3を持ち帰りたい一戦だったが、2―2の引き分け。後半8分に先制を許す苦しい展開で同17分に同点に追いつくも、同22分に勝ち越されてしまう。その4分後にペナルティーエリア内の相手ハンドで得たPKで同点に追いつくのがやっとだった。

 トップ下のポジションで攻撃のリズムをつくり、相手GKに弾かれるシュートや直接FKのキッカーとして見せ場をつくったが、0―2で敗れた移籍後初出場となった4日のスムガイト戦に続き、チームに勝利をもたらせなかった。スムガイト戦でも一定の働きは見せたものの、地元メディアから酷評されただけに、この日のプレーで評価を上げるのは難しそうだ。

 東京五輪出場を目指してアゼルバイジャンにやって来たが、苦しい出だしとなった。