日本代表MF南野拓実(26)の移籍を許可したイングランド・プレミアリーグ、リバプールのユルゲン・クロップ監督(53)の判断は正しかったと、8日付の英紙「デーリー・ミラー」が報じている。

 今年1月にリバプールからサウサンプトンに移籍した南野について、クロップ監督は当初「選択肢があるだけで南野を維持したかった」と話したものの、最終的に移籍を容認。「彼がプレミアリーグで(後半戦の)17試合をプレーするようになり、まったく異なる考え方、信頼水準、これらすべてのことで得て戻ってくることは理にかなっています。それがお互いに有利な状況であることを願っている」と、武者修行を経て〝覚醒〟することを求めていた。

 一方で、南野はサウサンプトン入りに「私にとっては良い機会であり、前向きな気持ちになりました。このチャンスを利用したかったので、ここに来ました」と語っていたが、同紙は「クロップが望んでいたのと同じように、南野は定期的にプレーすることで自信を得て、さらなる向上をつかんでいる」と報じる。

 実際に南野は「選手にとってプレーすることは最も重要です。選手として自信を取り戻すことができます。もっとプレーしたい。チームを助け、勝利に貢献すればするほど自信が増します」とコメント。クロップ監督の思惑通り、手応えをつかんでおり、来季はパワーアップし〝本家〟での大暴れも十分ありそうだ。