アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーの元日本代表MF本田圭佑(34)の〝ブランド力〟はまだまだ健在のようだ。

 新天地デビューを果たした4日のスムガイト戦では精彩を欠いたものの、リーグ内では相変わらずスーパースターとして注目の的。ロシアメディア「アゼリスポーツ」によると、次節10日に対戦するカバラのMFステファン・ブクチェビッチ(23)は「本田の登場は私たちにとって良いモチベーションになる。これまで有名選手と対戦した経験があるが、本田はその中でも断トツで有名だからね」と対戦を熱望した。

 また、本田が目標に掲げる東京五輪代表のオーバーエージ(OA)枠入りが難しくなる中、今でも周囲では逆転選出を望む声が絶えない。在京キー局関係者は「最近の代表戦は視聴率が低く厳しい状況が続いている。東京五輪でサッカーが盛り上がるためにも、本田選手のような存在は必要」とラブコールを送った。

 日本代表は森保一監督(52)の就任以降、視聴率が低迷。それは東京五輪世代の代表チームも同様だ。MF久保建英(19=ヘタフェ)ら注目選手こそいるが、世間一般で認知度が高い選手やキャラの立つ選手は見当たらず人気面は微妙なところ。そこで起爆剤として本田のサプライズ選出に期待が高まっている。

 また、スペインメディア「パシオンフットボール」は「本田は様々な分野で150以上の新興企業に資金を提供し、ハリウッド最大のスターのウィル・スミスとの関係も明らかにしている」と紹介。幅広い人脈から世界的に影響力を持つ実業家として評価している。〝ピッチ外での実力〟は超一流。あとは肝心のプレーで力を示せるか。