欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦が6日(日本時間7日)に行われ、レアル・マドリード(スペイン)がホームでリバプールに3―1で先勝した。

 去就に揺れる主将のDFセルヒオラモス(35)が先月末のカタールW杯欧州予選で左ふくらはぎを負傷して戦線離脱。さらにDFラファエル・バラン(27)がリバプール戦直前に新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したことで欠場を余儀なくされ、センターバック2人を欠く形となった。

 それでも前半27分、自陣からMFトニ・クロース(31)のロングパスに反応したFWビニシウス(20)が絶妙な肩でのワントラップから圧倒的なスピードでDFを振り切り、ゴール左に流し込んで先制した。さらに36分、左サイドの縦パスがリバプールDFトレント・アレクサンダーアーノルド(22)のクリアミスを誘い、中央にこぼれたボールをFWマルコ・アセンシオ(25)が奪って追加点。前半だけで2点のリードを奪った。

 後半に入るとリバプールの反撃を許し、6分にFWモハメド・サラー(28)にゴールを決められて1点差。だが20分、スローインからFWカリム・ベンゼマ(33)のポストプレーからMFルカ・モドリッチ(35)がゴール前に絶妙な横パスを供給し、これをビニシウスが右足ワンタッチでゴール右に決めて再び突き放した。

 その後はリバプールに決定的なチャンスをつくらせずに試合終了の笛。アウェーゴールを1点献上したが優位を保った形で14日(同15日)の第2戦に臨む