マンC「ハーランド争奪戦」脱落か グアルディオラ監督と代理人の間に10年以上の遺恨

2021年04月03日 20時33分

去就が注目されるハーランド(ロイター)

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーがサッカー界の大物2人の確執に悩まされている。

 今夏の移籍がささやかれているドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)の獲得に乗り出しているマンCのジョゼップ・グアルディオラ監督(50)は2日に「この価格(移籍金1億5000万ユーロ=約195億円)ではストライカーを買うことはできない。すべてのクラブが財政的に苦しい状況にあり、我々も例外ではない」とハーランドの獲得に消極的な姿勢を示した。すでにマンCはハーランド獲得に向けて動き出しているだけに、指揮官の発言に騒然となっているという。

 そんな中、英紙「デーリー・スター」は、グアルディオラ監督と、ハーランドの代理人を務めるミノ・ライオラ氏の微妙な関係に注目。「(指揮官は)お金がないと主張しているが、ミノ・ライオラとの長年の確執から(ハーランド獲得は)難しい注文だったことを意味する」とし「マンチェスターCには不利なレースになっている」と伝えた。

 名将と大物代理人の確執は2009―10年にさかのぼる。バルセロナの監督だったグアルディオラ氏は ライオラ氏がサポートしているFWズラタン・イブラヒモビッチ(現ACミラン)を冷遇し、あまり重用しなかったことからわずか1年で退団となったことで溝ができたと各メディアで報じられている。

 また、2018年にはライオラ氏が「監督としてのペップ・グアルディオラはとても優秀だ。だが人物としてはいいところはない。臆病者の負け犬さ」とこき下すと、これにグアルディオラ監督は〝報復〟。当時マンチェスター・ユナイテッドに所属のポール・ポグバとヘンリク・ムヒタリアンを代理人のライオラ氏から売り込まれていたことを会見で暴露し、対立は激化した。

 こうした因縁があったことから、グアルディオラ監督はライオラ氏がかかわるハーランド獲得に消極的とみられているわけだが、新エース候補の加入を熱望するマンCとしては現場指揮官の言動は悩ましいところ。争奪戦ではスペイン1部レアル・マドリードが優位に立っていると伝えられるが、今後の動向が注目されそうだ。

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