スペイン1部レアル・マドリードが目指す怪物ストライカー両獲り計画をスポンサーのアディダスが強力サポートだ。

 Rマドリードは今夏の移籍市場でフランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表FWキリアン・エムバペ(22)とドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)のダブル獲得を目指しているが、新型コロナ禍で厳しい財政事情を強いられているうえに2人の獲得には途方もない資金が必要なため、実現は微妙な状況だ。

 そうしたなか、スペインメディア「ミオトラリーガ」は「Rマドリードは、今夏に一挙にハーランドとエムバペと契約するためにアディダスから追加の支援を受けるだろう」と報じた。

 同メディアは「アディダスは、来季スポンサー料として合計4億500万ユーロ(約520億円)を提供する予定だ。さらにRマドリードが〝銀河系計画〟を準備していることを把握しており、クラブのために1億2000万ユーロ(約153億円)の新規投資を決めた。ハーランドとエムバペとの契約を支援することで、新しい銀河系軍団が地球上で最高のチームになり、ブランド力はサッカー界のトップになる」と、その計画を説明する。

 アディダスはRマドリードのユニホームサプライヤーとして2028年6月まで契約を結んでおり、その額は出来高を含めると年間で最大1億5200万ユーロ(約195億円)と報じられている。アディダス側は3年分とみられる契約料を来季支払ったうえで、補強計画を支援するため巨額の追加投資を計画しているというのだ。

 サッカー界の巨人がタッグを組んで大争奪戦を制する構えだ。