イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーに所属するアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(32)が英残留を希望していると、同国紙「デーリー・メール」が報じた。

 アグエロは今夏で契約満了となり、移籍金なしのフリーで他クラブに移籍できるとって、すでにスペイン1部バルセロナが正式オファーを出したと伝えられている。このまま移籍は確実とみられていたが、同紙は「セルヒオ・アグエロはマンチェスター・シティーを離れても来シーズンはプレミアリーグに残ることを望んでいる」との記事を掲載した。

 アグエロ自身は今後の去就について、具体的なコメントをしていないものの、同紙はバルセロナとともに「パリ・サンジェルマン(フランス)とチェルシーが32歳の選手に注目している」とし、中でもチェルシーはかねてアグエロに興味を抱いていると報じた。

 今後の動向が気になるところが、バルセロナにとっては大問題となる。今夏の去就が宙に浮いたままのFWリオネル・メッシ(33)を残留させる切り札として、エースとプライベートでも親交の深いアグエロ取りに動いた経緯があるからだ。

 このまま獲得に失敗することがあれば、バルセロナのジョアン・ラポルタ新会長(58)が「最優先事項」と話しているエースの残留も厳しくなりかねない。これから本格的な契約交渉が始まるが、アグエロはどんな結論を出すのだろうか。