サッカー日韓戦への出場が注目されていたイングランド・プレミアリーグのトットナムに所属する韓国代表のエースFW孫興民(ソン・フンミン=28)は出場できない公算が高くなった。

 左太もも裏を負傷している孫を巡って代表招集の可否が議論されているが、韓国メディアが一斉にトットナムのジョゼ・モウリーニョ監督(58)が拒否したと報じた。

 韓国紙「釜山日報」によると、モウリーニョ監督は17日の会見で孫に言及。「選手にケガがある場合は、親善試合でも公式試合でもプレーできない」としたうええ「来週、孫がまだ負傷している状態ならば韓国サッカー協会のために彼はそこに行っても何もすることができない。選手はクラブのためにプレーすることができない場合は、国を代表してもプレーすることができない」と強調した。

 トットナムは21日(日本時間22日)にリーグ戦のアストンビラ戦が予定されているが「週末の試合出場は不確実だ」とモウリーニョ監督。仮にこの試合に出場して回復をアピールできたとしても、試合後に移動すると入国が23日になってしまい、25日の日韓戦に出場できるのは22日までに入国した選手に限るという日本政府と日本サッカー協会が定めた規定をクリアできず、どちらにしても日韓戦への出場は厳しい状況となった。

 モウリーニョ監督は「彼はAマッチデーの休息期間に完全に回復しなければならないと思う」と代表への招集を拒否する見解も示しており、韓国のエースが日韓戦でプレーすることはなさそうだ。