イタリアメディア「ilPOSITICO」は17日、パラグアイ1部スポルティボ・ルケーニョの元日本代表FW森本貴幸(32)が飲酒運転で事故を起こし、現場から立ち去った事件について報じている。

 かつてイタリア1部カターニャとノバラでプレーした森本について、同メディアは「セリエAで彼のキャリアは記憶に残るものではありませんが、イタリアのサッカー愛好家にとってなじみのある顔」とし「南米からは必ずしも前向きなニュースが届いていません。ABCが報じているように、日本人は自動車事故で逮捕された」と伝えた。

 その上で「アスンシオンの警察の手に渡ったことを考えると、森本がパラグアイでプレーすることが許されない可能性がある。期待された結果をもたらせず、キャリア最大の失望だろう」とし、このままスポルティボ・ルケーニョと解雇や契約解除になる公算が高いと指摘している。

 さらに「南アメリカでの逮捕。ロナウジーニョのケースが示すように、それらは軽くはないでしょう」と報道。昨年3月に偽造パスポートでパラグアイに入国し、逮捕され、刑務所に入った元ブラジル代表MFロナウジーニョ氏(40)のように収監される可能性もあるという。

 ちなみにロナウジーニョ氏は刑務所で32日間過ごした後、保謝金160万ドル(約1億7000万円)の支払い、ホテルに移り軟禁生活。ブラジルに戻れたのは同年8月になってからだった。