ベルギープロリーグは16日に総会を開き、オランダリーグとの統合を検討することに全会一致で合意した。オランダメディア「VI」など各メディアが報じている。

 同メディアによると、2019年5月から統合プランが検討されている「BeNeリーグ」はベルギーから8チーム、オランダから10チームが参加する形式が有力視されているという。監査法人デロイトは新リーグが実現すれば、オランダのサッカー経済は3億ユーロ(約390億円)の成長をもたらすと算出している。

 ベルギープロリーグは1つのビジョンとしてオランダとのリーグ統合に前向きで「BeNeリーグの実現するため、あらゆる機会をサポートすると全会一致で決めた」との声明を出し「1つの全国トップリーグの創設を通じ、他のプロクラブは経済的安定の保証と密接に関連していく必要がある」とした。

 現在ベルギー1部ベールスホットに日本代表FW鈴木武蔵(27)、オランダ1部フローニンゲンの同DF板倉滉(24)と、両リーグには多くの日本人選手が参戦している。リーグ統合が実現すれば、1、2部などのディビジョン制の見直しや外国人枠(EU圏外)などの問題が浮上してくるが、どんな影響が出るだろうか。