スペイン1部バルセロナのFWリオネル・メッシ(33)が財政難のチームに懸念を示している。

 バルセロナは新型コロナウイルスの影響で苦しい経営を強いられており、かねてスペイン紙「マルカ」などが「11億7300万ユーロ(約1478億円)もの負債を抱えている」と報じていた。

 そんな中、英紙「サン」は「バルセロナはスーパースターのリオネル・メッシとの交渉に向けて準備を進めているが、ジョアン・ラポルタが新会長に就任したからといって、メッシが新たな契約を結ぶとは限らない」と指摘した。

 メッシは今夏で契約を終えるため、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティー、フランス1部パリ・サンジェルマンなどが移籍先候補に浮上している。バルセロナ側は「メッシが自分たちのところでキャリアを終えるように説得している」というが、メッシ側は「クラブが抱える財政問題を十分に理解しており、残留の可能性を考える前に、ラポルタ新会長が約束を果たすことができるという明確な証拠を必要としている」と伝えた。

 メッシ残留のカギはラポルタ新会長の手腕にあるかもしれない。