イタリア1部ユベントスのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)の去就問題がフランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表FWキリアン・エムバペ(22)にも大きな影響を与えると、スペインメディア「デフェンサセントラル」とが伝えた。

 先日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦(ベスト16)で敗退しユベントスでは、C・ロナウドの周辺が騒がしくなっており、各メディアで退団や放出の可能性が報じられているが、同メディアによると、ユベントスのエースがパリSGに移籍することになれば、有力視されるエムバペのスペイン1部レアル・マドリード入りの可能性が激減するという。

「エムバペは将来に向けてレアル・マドリードを念頭に置いているが、パリSGが持っているプロジェクトを見たいとも思っている。クリスチアーノ・ロナウドは非常に頻繁に話題になっており、そこにエムバペが注目している」とし「CR7(C・ロナウドの愛称)が到着した場合、エムバペはパリでのプレー継続を検討すると言われている。CR7はエムバペの最大のアイドルである」と伝えている。

 ただ、同メディアによると、エムバペ自身はかねてRマドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)にも強い憧れを抱いており、加入に前向きと言われている。ただ、1億8000万円ユーロ(約232億2000万円)もの移籍金ががかることから、先行きは不透明だということも認識している。そのため、C・ロナウドが退団し、パリSGに加入するのならば、今後の共闘を決断し、スペイン行きを断念するとみられているのだ。

 C・ロナウドが2022年夏までの契約を更新するのか。それとも今夏の放出となるか。その〝進路〟が正式決まるまでは、エムバぺの動向も宙に浮いたままのようだ。