イタリア1部ユベントスのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)をサッカー界の重鎮ファビオ・カペッロ氏(74)が痛烈に非難した。

 ユベントスは9日(日本時間10日)、欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦でポルトガル1部ポルトに延長戦で3―2と勝利し、2戦合計4―4とするもアウェーゴール差で敗退した。2季連続でベスト16止まりとなったが、延長後半10分に迎えた自陣ゴール前でFKのピンチで壁に入ったC・ロナウドは背中を向けてジャンプしたところ、ボールは股の間を抜けてゴールに吸い込まれた。

 このシーンについてユベントスや同1部ミラン、スペイン1部レアル・マドリードで監督を務めたカペッロ氏は、イタリア「スカイスポーツ」内で「許されない過ち」とスター選手を批判し「壁に入った選手はボールを恐れてはいけない。しかしC・ロナウドはボールを怖がって背を向けた。それは許されない」とコメントした。

 また、カペッロ氏はC・ロナウドが負けた試合後のインタビューに出て来なかったことにも不満を訴える。「このチームには勝ったときに現れてクレジットを獲得し、負けたときに、どこにも見当たらないベテランがいる」と、ミスを犯した上で取材を拒んだエースの姿勢を疑問視した。