イタリア1部ユベントスのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)が通算767得点目を決めて〝王様〟こと元ブラジル代表FWペレ氏に並んだ、と同国紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。

 C・ロナウドは3―0で勝利したスペツィア戦(2日=日本時間3日)の後半44分にゴールをマークし、今季リーグ20ゴール目。得点ランキングトップを維持し、キャリア通算767得点とした。同紙は「ゴールの正確な数は、考慮される競技会に応じて、さまざまな解釈と異なる意見がある」としながらも「サッカー界の神聖なモンスター、ペレと肩を並べた。確実に追い抜く」とたたえている。

 さらに同紙は、スペイン1部バルセロナなどで活躍した元ブラジル代表FWロマーリオ氏の772得点は「時間の問題だろう」とし、歴代1位とされる元チェコスロバキア代表FWヨーゼフ・ビガン氏の805点に向けて「CR7(C・ロナウドの愛称)は楽しみにしている」と、世界トップに立つことを目標にばく進していると伝えた。

 ただ、チェコサッカー協会はビガン氏の通算得点を821得点とし、ペレ氏が長く所属したブラジル1部サントスは親善試合の記録を含めて1091得点と主張。C・ロナウドが得点を重ねていくことで〝ゴール論争〟も激しくなりそうだ。