スペイン1部レアル・マドリードは、日本代表MF久保建英(19)と同期入団のブラジル代表FWロドリゴ(20)を売却する可能性があると同国メディア「FICHAJES」が報じた。

 2019年にブラジル1部サントスから移籍金4500万ユーロ(約57億6000万円)で加入したロドリゴは、久保とポジションを争うライバルとも言われたが、実質3部のRマドリードB登録ながら19年9月にトップチームデビューし、初得点を記録。さらに同11月には欧州チャンピオンズリーグ(CL)でハットトリックをマークするなど、大活躍を見せていた。

 しかし、今季は負傷などの影響もあって昨季ほどのパフォーマンスを発揮できていない。そんな中、同メディアによると、イングランド・プレミアリーグのリバプールがペナルティーエリア内の動きなどを絶賛し、ロドリゴが英国で成功を収められると確信。今夏の獲得に乗り出すとし、すでに移籍金として5000万ユーロ(約64億5000万円)を準備しているという。

 新型コロナウイスの影響で大幅な収入激となっているRマドリードは新スタジアムの建設と、フランス代表FWキリアン・エムバペ(22)ら新戦力獲得のため、さらなる資金調達が必要とされている。すでに人員整理を進めると報じられているように、ロドリゴや久保も今夏の放出候補になると一部メディアで伝えられている。

 同メディアは、5000万ユーロの移籍金について「Rマドリードに対し、さらなる金額を提示する必要がある」としているが、来夏にもリバプールの一員になる可能性が高いと報じている。