スペイン1部バルセロナの次期会長候補ジョアン・ラポルタ氏(58)が次期指揮官にイングランド・プレミアリーグのアーセナルを率いるミケル・アルテタ監督(38)を招聘する可能性を示唆した。

 7日の新会長選挙を前にスペインラジオ局「RCA1」の番組に出演したラポルタ氏は、現在のロナルド・クーマン監督(57)を解任した場合、かつて選手としてバルセロナに所属し、マンチェスター・シティーではジョゼップ・グアルディオラ監督(50)のアシスタントコーチを3年務めたアルテタ氏を候補にするという。

 元バルセロナ会長でもあるラポルタ氏は新会長選の最終候補3人の中の一人で、最有力と伝えられている。今夏に向けては契約満了となるエースFWリオネル・メッシ(33)の動向が注目されているが、チームの不振を受けて監督人事も大きなテーマとなる。

 英紙「デーリースター」も、地元ラジオ局でのラポルタ発言を受けて「ラポルタ氏は新監督を任命する構えで、最有力視されていたクラブOBのシャビ(41=現カタール1部アルサド監督)が今夏に〝戻りたくない〟という提案を受けてアルテタを視野に入れている」と報じている。

 アルテタ氏はアーセナルと2023年夏まで契約があり、違約金も発生するとみられているが、会長選挙の行方とともに新チームの動向が注目されそうだ。