去就が注目されているスペイン1部レアル・マドリードの主将を務めるDFセルヒオラモス(34)が残留濃厚となった。

 今季限りで契約が切れるラモスを巡っては残留交渉の一方で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドやフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)などが獲得に乗り出して争奪戦となっている。

 そうした中でスペインの移籍情報メディア「トードフィチャージェス」は「セルヒオラモスはPSGとマンチェスターUからのオファーを聞いた後、白い巨人(Rマドリードの愛称)からの最新の提案を受け入れることになった。契約延長を間もなく発表する」と報じた。

 ラモスは現在の年俸1200万ユーロ(約15億円)からの昇給を期待して他クラブと水面下で接触したが思うような条件を引き出せなかった模様。「ユナイテッドでさえ彼の現在の給料を改善できないことを確認した後、屈するしかなかった」と愛着のあるクラブでの残留を決断したようだ。

「キャプテンは2023年まであと2シーズンの契約にサインするために話し合いを続けている。(他クラブとの)交渉をすることはこれ以上ない」と同メディアはまもなく2年の契約延長で合意すると指摘。さらに「37歳でRマドリードを離れる。その後、彼の願いは引退する前にMLS(米メジャーリーグサッカー)に行くことだ」と将来的に米国へ行くプランもある。

 注目を集めたレジェンドの去就問題は決着が近そうだ。