スペイン1部レアル・マドリードがドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)を〝トレード〟で獲得しようと検討していると、同国メディア「ベルナベウ・デジタル」が報じた。

 ハーランドはイングランド勢をはじめとする欧州ビッグクラブが獲得を狙うストライカー。すでにイングランド・プレミアリーグのチェルシーが3億ユーロ(約384億円)の予算を準備し、クラブ側に接触したと報じられている。ただ、ハーランド本人は、かねてスペイン志向が伝えられており、Rマドリードが攻勢を強めている。

 そんな中、同メディアによると、Rマドリードは現在ドイツ1部Eフランクフルトに貸し出しているセルビア代表FWルカ・ヨビッチ(23)とドミニカ共和国代表のFWマリアーノ・ディアス(28)とのトレード案をドルトムントに提案するも、ドルトムント側に難色を示されたという。

 その代わりとなる〝人的保障〟としてドイツクラブは1月にイングランド・プレミアリーグのアーセナルに期限付き移籍したノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(22)を望んでいるという。同メディアは「彼らはそれが将来のためのより良い投資であり、チームの名簿に完全に収まることができると信じている」と伝えている。

 ただ、今夏に放出する場合の移籍金は2億ユーロ(約256億円)とされており、完全なトレードにはならないが、移籍金の負担を減らすことができると、同メディアは伝えている。