イタリア1部ACミランのFWズラタン・イブラヒモビッチ(39)が米プロバスケットボールNBAのロサンゼルス・レイカーズに所属するレブロン・ジェームズ(36)に不快感を示した。

 スペイン紙「スポルト」によると、イブラヒモビッチがディスカバリーのインタビューで、レブロンについて「彼がやっていることは素晴らしい」と絶賛した上で「しかしステータスを持った人が同時に政治に出てくるのは好きではない。私は自分の得意なことをやれと言いたい。私がサッカーをするのは、自分が一番得意だからだ。政治は好きじゃない。もし私が政治家になっていたら、政治に夢中になっていただろう。これが有名になって一定の地位に達した時にその人たちが犯す最初のミスだ」と語ったという。

 レブロンは「バスケ界のキング」と呼ばれるスター選手。MVPを4度も受賞し、米国代表として五輪金メダルを2度獲得している。一方で社会貢献にも熱心で、学校を設立したり、人種差別の撲滅に取り組んでいる。また、米国警察の横暴などに抗議するなど、時には政治への不満をぶつけるなど、積極的に活動している。 

 決して悪いことではないと思われるが、イブラヒモビッチとしては、原点となる競技面にもっと専念してほしいということだろう。

 そんなイブラヒモビッチはもちろん、サッカーに専念。10月には40歳になるが「ピッチに出るたびに幸せを感じている。自分の仕事への情熱を失ったことはない。ボールは親友であり、一生親友と一緒にいたいと思っている」とし「私はできる限りプレーし続けます」と話したという。