日本代表DF長友佑都(34)と同DF酒井宏樹(30)の所属するフランス1部マルセイユは26日、新監督にホルヘ・サンパオリ氏(60)が就任すると発表した。契約期間は2023年6月まで。

 サンパオリ氏は2015年にチリ代表を率いて南米選手権に優勝し、17年からアルゼンチン代表監督として18年ロシアW杯でベスト16に進出した。16年にはスペイン1部セビリアで元日本代表MF清武弘嗣(31)も指導。今季はブラジル1部アトレチコ・ミネイロで監督を務めていたが、マルセイユからオファーを受け、契約を解除した。

 マルセイユは今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場するも1次リーグ敗退。昨季2位だった国内リーグも低迷し、現在10勝8分け7敗の勝ち点38で7位につけており、来季欧州CL出場権を得られる3位パリ・サンジェルマンと勝ち点差は「16」と厳しい状況に立たされている。

 2日にはアンドレ・ビラスボアス監督(43)がフロントとの強化方針の違いから辞任を表明していた。サンパオリ新監督の就任で右サイドバックを務める酒井と、地元メディアから酷評されている左サイドバックの長友の起用法にも影響が出そうだ。