イングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーが、今夏の移籍市場での補強資金を3億ユーロ(約385億円)に決定した。

 イタリアメディア「トゥットメルカートウェブ」は「チェルシーが夏の移籍市場で3億ユーロを使う。(オーナーの)ロマン・アブラモビッチが決定した」と報道。これまでも巨大補強を繰り返してきたチェルシーが名物オーナーの大号令のもと、プレミアリーグはもちろん欧州でも黄金時代を築くために過去最大規模の補強資金を投入することが決まった。

 そしてチェルシーが最優先で獲得に動く〝本命〟が、大争奪戦が展開されているドイツ1部ドルトムントの怪物、ノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)だ。

「アブラモビッチが彼の攻撃陣に絶対的に望んでいる名前は、世界最高の若者であるハーランド」と同メディアは指摘。ハーランド獲得のためには年俸や移籍金などを合わせて総額250億円前後の資金が必要とみられているが、チェルシーは将来のスーパーエースと見込んで補強予算の大部分をハーランドに注ぎ込む準備があるようだ。

 ハーランド争奪戦はスペイン1部レアル・マドリードが優勢とみられる展開の中、プレミアリーグの名門が大逆転を狙う。