ギリシャ1部PAOKの〝至宝〟を巡って欧州各国の強豪クラブによる争奪戦が始まり、元日本代表MF香川真司(31)の今後にも影響が出てきそうだ。

 PAOKの下部組織で育成されてクラブの至宝と称されるギリシャ代表FWフリストス・ツォリス(19)を巡って、多くの強豪が獲得に乗り出している。

 英紙「エクスプレス」がイングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが移籍金2000万ユーロ(約25億5000万円)での完全移籍を検討していると報道したのに続き、ドイツの移籍情報専門メディア「トランスファーマルクト」もドイツ1部のドルトムントとライプチヒが争奪戦に参戦すると報道。若き万能ストライカーへの注目度は日に日に増しており、今後はこうした強豪に加えて他のクラブも続々とスカウトをPAOKの試合に派遣してチェックすることになる。

 そうした試合でPAOKの同僚である香川が良いプレーを見せれば、自然とスカウトの目も向くことになる。〝ツォリス詣で〟に乗じてうまくアピールすれば、香川にとっても今後の進路を見据えるうえでプラスになりそうだ。