スペイン1部レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)の後任に、イングランド・プレミアリーグのリバプールを率いるユルゲン・クロップ監督(53)が浮上した。

 Rマドリード専門メディア「デフェンサセントラル」は、イタリア紙「レプブリカ」を引用しながら「Rマドリードが、ジダンの代わりとしてクロップに向いている」と報じた。

 ジダン監督は2022年まで契約が残っているが、クラブ首脳陣は現在のチーム状況に不満を持っており、今季終了後の監督交代も検討されている。多くの指揮官が後任候補に挙がる中、リバプールで昨季プレミアリーグ制覇を果たした名将に白羽の矢を立てた。

「クロップ監督は新監督としてフロレンティーノ・ペレス会長に好まれている」と同メディアは指摘。ペレス会長は以前からクロップ監督の手腕を高く評価して招へいを目指しており、今夏かジダン監督の契約が切れる来夏に正式オファーを出す可能性が出てきた。

 クロップ監督はリバプールとの契約が2024年までとなっているが、同メディアによると指揮官自身が退団を望めばクラブ側は許可する条項があるという。

 ジダン監督を巡っては、フランスサッカー連盟が2022年カタールW杯後に招へいする次期フランス代表監督の最有力候補に挙がっていることが判明したばかり。2人の名将の去就に大きな注目が集まっている。