マンUと契約延長へ…スールシャール監督が担う〝超重要任務〟とは

2021年02月13日 22時20分

スールシャール監督(ロイター)

 11日にクラブとの契約延長交渉が明らかになったイングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドを率いるオーレグンナー・スールシャール監督(47)だが、この裏にはクラブ側の絶妙な計算が働いているようだ。

 2018年12月に緊急登板の形で指揮を執ることになったスールシャール監督は、不安視する周囲の予想を覆し、今季は一時首位に立つなどチームの立て直しに成功。22年6月まで残る契約を2年延長する方向で話が進められている。

 オーナーサイドの〝スールシャール評〟も上々と言われており、これまでの指揮官が繰り広げてきたクラブ幹部との対立構図も見えてこない。采配や選手起用といった現場の手腕もさることながら、名門で監督を務めるための〝政治力〟も備わっていることが大きい。

 そんなスールシャール監督を、クラブ側は徹底的に利用する考えだ。ノルウェー代表でも活躍した国民的英雄でもあるため、多くの同国代表選手たちはスールシャール監督へのリスペクトがある。その中の一人が、今夏の移籍市場で最大の注目とされるドイツ1部ドルトムントFWエーリングブラウト・ハーランド(20)。実は、ハーランドのプロキャリアの2クラブ目となったノルウェー1部モルデの指揮を執っていたのがスールシャール監督だ。

 それだけにスールシャール監督は今でもハーランドに注目し続けている。ノルウェーメディア「VG」のインタビューに応じ「エーリングは素晴らしいキャリアを歩むだろう。私もエーリングのことを常にフォローしている」とコメント。約18か月の師弟関係だったが、それは今も健在であることを証明した。

 この関係をマンU側は重視。スールシャールの存在こそが、今夏に画策しているハーランド獲りの〝最終兵器〟になると踏んでいるわけだ。

 巨額のカネばかりに目が行きがちな大物選手の移籍だが、人情的な部分にも気を配る。こんなしたたかさもマンチェスターUの強さかもしれない。

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