ポルトガル1部ポルティモネンセを退団する見込みとなった元日本代表MF本田圭佑(34)が、J1横浜FCのカズこと元日本代表FW三浦知良(53)を絶賛した。

 10日に自身が運営する音声配信サービス「NowVoice」で、ポルティモネンセで選手登録ができないため再移籍を明言した本田。自身がベテランの域に達してきたことで、日本代表の先輩でありレジェンドでもあるカズについての話題となり「カズさんは化け物。ありえない」と26日に54歳を迎えてプロ36年目のシーズンに臨む姿に尊敬のまなざしを向けた。

「僕も40歳になってもやれるし、45歳になってもやれるけど、どのレベルでやれるかという発言を今の段階でするのが難しい」としたうえで、本田はカズのすごさをこう語った。

「(自分が)一番感じているのは疲労の取れ方。きついトレーニングをやった時の翌日起きた時の感覚。ちょっと休みが長くなるとか。(休みの)時間をかけずにやることもできるけど、そうなるとケガの可能性も出てくる。どれくらい休憩して、また激しいトレーニングに挑めばいいのかという〝センス〟が、この年になると問われてくる。カズさんはそこがすごい」

 自らの体と真摯に向き合い、大きなケガをせずトップパフォーマンスを発揮できるコンディションを保ち続ける点を強調した。

 本田がカズについて言及するのは珍しいが、今後のサッカー人生の手本としてレジェンドの存在に熱い視線を送っている。