日本代表MF久保建英(19)が所属するスペイン1部ヘタフェのホセ・ボルダラス監督(56)が解任危機に陥っている。

 ヘタフェは現在13位に低迷しており、降格圏の18位バリャドリードとは勝ち点4差と残留争いに巻き込まれている。直近4試合で3敗1分けとチーム状態も悪く、指揮官が更迭される可能性が出てきた。

 スペインメディア「トードフィチャージェス」は「ヘタフェが新しい監督を探している。ボルダラスが危機にひんしている」とクラブが監督交代に向けて後任探しに着手したと報道。ボルダラス監督との契約は来季まで残っているが、降格を避けるため解任の荒療治に打って出そうだ。

 スペインのラジオ局「オンダセロ」も「ボルダラスはヘタフェのベンチを離れるのか。ボルダラスとヘタフェの関係は同じ方向でことが明らかになり、クラブと彼は別の方向に進む」と報道。ボルダラス監督は最近、クラブへの不満を示してオーナーのアンヘル・トーレス氏との関係が悪化しているといい、もはや解任は避けられない情勢だ。

 ボルダラス監督は久保の獲得を熱望して加入後すぐにレギュラーに抜擢して重用してきただけに、監督交代となれば久保の今後の起用法にも影響が出ることは間違いない。最近の不調に加え、ちょう愛を受けた指揮官が去れば、久保にとって正念場となりそうだ。