ギリシャ1部PAOKの元日本代表MF香川真司(31)は、11日のギリシャ杯準々決勝のラミア戦でベンチスタートとなりそうだ。

 ギリシャ紙「メトロスポーツ」は、ラミア戦に向けたスタメンを予想。「パブロ・ガルシア監督(43)は、カップ戦が今季の大一番であるため、メンバー変更やローテーションは行わない」としたうえで、中盤の先発は「MFハリス・チガラスとMFステファン・シュバープの前に、MFアムル・ワルダ、FWクリストス・ツォリス、FWアンドリヤ・ジブコビッチが入る」として、香川はベンチスタートになる見込みだ。

 ガルシア監督をはじめ首脳陣は香川に過度のプレッシャーを与えず、徐々に出場時間を伸ばして慎重にコンディションを上げていく方針。チームは現在、過密日程で今後は中3日で15日のリーグ戦のヤニナ戦を迎えるため、ここで香川が先発デビューする可能性がありそうだ。

 ここまで香川は周囲との好連係も見せているだけに、まずは11日のラミア戦で“切り札”として試合を決めるゴールに期待が高まる。