ベルギー1部シントトロイデンが8日、韓国代表MF李昇祐(イ・スンウ=23)がポルトガル1部ポルティモネンセへ今季末まで期限付き移籍すると発表した。

 李はバルセロナの下部組織で頭角を現し、イタリアを経て2019年にシントトロイデンに加入。今季前半は先発起用も多かったが昨年末に出場機会が減少し、プレー時間を確保するため新天地を模索していた。

 ポルティモネンセではDF安西幸輝(25)やGK中村航輔(25)がプレーするほか、MF本田圭佑(34)も入団したが登録問題で今季出場できない可能性が浮上している。〝韓国のメッシ〟と呼ばれた逸材が、日本代表勢との共闘でブレークするか注目が集まる。

 また、李は東京五輪世代で韓国代表として大舞台への出場を熱望しており、アピールのためにも出場機会に強くこだわった模様。東京五輪が開催されれば、森保ジャパンのエースとして期待されるMF久保建英(19=ヘタフェ)との〝日韓至宝対決〟でも熱い火花が散りそうだ。

 新天地で韓国の天才がついにブレークなるか。