イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティーの〝至宝〟と呼ばれるイングランド代表MFフィル・フォーデン(20)を巡って早くも争奪戦が勃発しそうな雰囲気だ。

 フォーデンは今季のプレミアリーグの優勝を占う大一番となった昨季王者リバプール戦で1ゴールを含む3得点に絡む大活躍で、4―1の大勝の立役者となった。手塩にかけて育てた愛弟子の活躍にジョゼップ・グアルディオラ監督(50)は「巨大な才能の片鱗を見せたが、まだまだ成長できる」と絶賛するなど注目度が急上昇している。

 20歳ながら今季は世界屈指の強豪で公式戦28試合に出場し、10ゴール6アシストをマーク。そんな旋風を巻き起こしている天才ストライカーを、他国のビッグクラブが放っておくわけがない。

 フォーデンとマンチェスターCとの契約は2024年夏まで残っているが、すでに英紙「ミラー」が「レアル・マドリードがフォーデンを引き離す可能性があると信じている」と報じているように、スペイン1部の名門が獲得へ向けて本腰を入れ始めている。さらに英紙「サン」はドイツ1部バイエルン・ミュンヘンやフランス1部パリ・サンジェルマンが獲得に乗り出す可能性を報じており、今後は移籍金が高騰して激しいマネーゲームとなりそうだ。

 もちろんマンチェスターCは生え抜きの将来のエースとして現時点で手放すつもりはないが、今季の大ブレークで常にビッグクラブがマークする存在となりそうだ。