スペイン1部レアル・マドリードの同国代表DFセルヒオラモス(34)が左ヒザの手術を受けることになったと各メディアが6日、報じた。

 セルヒオラモスは1月14日のスーパーカップ準決勝ビルバオ戦後に戦線離脱。当初は治療とリハビリで復帰する予定だったが、ヒザの不快感が消えないため、6日にも手術を受けることになり、全治まで6、7週間と見込まれているという。

 守備の要となるセルヒオラモスの復帰遅れはジネディーヌ・ジダン監督(48)にとっても大きな誤算だろう。成績低迷で自身の去就問題が報じられている中、取りこぼしが許されないリーグの連戦が続く。さらに24日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でイタリア1部アタランタ戦が控えている。主将が不在となれば、この難局を乗り越えるのが難しくなるとみられる。

 また、セルヒオラモス自身にとっても大打撃だ。今夏で契約満了となる中、Rマドリードとの契約延長交渉は不調で、すでにフランス1部パリ・サンジェルマンやイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド入りが報じられている。その最中、大事なヒザにメスを入れることで今後の契約交渉への支障になりかねない。

 Rマドリードにとってもセルヒオラモスにとっても、大きな影響を及ぼしそうだ。