英紙「デーリー・ミラー」は、イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに加入した日本代表MF南野拓実(26)が〝救世主〟になると報じた。

 同紙は南野についての記事に「〝非常に特別な〟役割」との見出しをつけ、サウサンプトンのラフル・ハーゼンヒュットル監督(53)はイングランド代表MFテオ・ウォルコット(31)と同じように「チームを救う準備ができていると確信している」と報道。昨年の10月にエバートンから加入後、チームを5試合で3勝2分け(10試合で5勝3分け2敗)に導いたウォルコットと同じ活躍を期待しているという。

 指揮官は「彼は過去のゲームであまりプレーしていませんでしたが、ステップアップする時間も必要です。しかし、すぐに助けてくれたテオはいい経験。うまくいけば、彼(南野)も同じことをしてくれます」と期待する。特にサウサンプトンは前節(2日)のマンチェスター・ユナイテッド戦で0―9と大敗。リーグ最多失点記録の屈辱からの再起を南野に託した格好だ。

 しかも現在3連敗中でチームは苦境に立たされている。それだけに「彼は私にとって非常に特別な選手です。彼の体力のためではなく、彼のサッカーのやり方のおかげです」「彼は頭がとても速く、意思決定が上手で、私たちのプレースタイルを知っていて、うまくいけばたくさん走ってくれます」とした。

 大きな使命を背負う南野。まずはニューカッスル戦(6日)でのデビューが待たれそうだ。