スペイン1部レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)が過剰な去就報道に怒りをにじませた。

 新型コロナウイルス感染から復帰したジダン監督は、元日本代表FW岡崎慎司(34)が所属するウエスカ戦(6日)に向けて記者会見を実施。各メディアで進退問題が取り上げられていることに「引き分けたり負けたりしたら、私は解任と言われる。それはあなた方がやっていることだ。我々は自分がやるべきことをやっているのだから、それは腹が立つ」と語ったと、同国紙「アス」など各メディアが報じた。

 Rマドリードは首位のアトレチコ・マドリードに勝ち点10差をつけられリーグ3位。ふがいない試合が続き、勝ちきれないことも多いが、ジダン監督は「クラブから去ってほしいと思っているのなら、背後で言わないで顔を見て言ってくれ」とメディアに苦言を呈し「この場にいることが幸せ。最後の一日まで最大限の努力をする。人々が辞任しろと言っているからといって、私が辞めることにはならない」と話した。

 スペイン紙「マルカ」が1月にジダン監督の去就についてアンケートを実施したところ、65%が続投を望んでいないと伝えたが、指揮官は「選手たちと自分を正当化する。私たちは戦い続けるに値する」とコメントし、再起を誓っていた。