ベルギー杯6回戦が3日(日本時間4日)に行われ、シントトロイデンFW伊藤達哉(23)が敵地のロケレン戦で、2019年夏に加入してから初となるゴールを決めた。チームは2―0で勝ち、16強入りを果たした。

 日本勢6選手が在籍する中、レギュラー格のFW鈴木優磨(24)、GKシュミット・ダニエル(29)の2人はターンオーバーでベンチ外。代わってこの日は伊藤とDF松原后(24)が先発出場した。

 試合は前半8分にシントトロイデンが先制。その後、両チームが一進一退の中、後半17分に伊藤が追加点を奪った。29分にベンチに退いたが、勝利に導く価値ある一撃だった。

 東京五輪世代の伊藤はハンブルガーSV(ドイツ)の下部組織で育ち、18年8月のキリンチャレンジカップのA代表に初招集。19年5月の南米選手権でも招集されたがいずれも出場機会はなかった。アタッカーとしての評価は高いだけに、今回のゴールで躍進にはずみをつけられるか。