イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが、今夏に去就が注目される攻守の大物ダブル獲りへ着々と近づいている。

 英紙「ミラー」は「マンチェスターUが、レアル・マドリードのDFセルヒオラモス(34)とボルシア・ドルトムントのストライカー、FWアーリングブラウト・ハーランド(20)の動きに注目しており、両方の面で進んでいる」と報じた。

 ラモスとRマドリードの契約延長交渉は難航しており今夏の退団が確実視されてる。フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)が高額オファーを出して有力候補となっていたが、ラモス本人がフランス行きに難色を示しており、イングランドを最優先に移籍先を模索。「ユナイテッドがラモスと強く結びついている」と同紙は指摘しており、最有力候補に浮上してきた。

 また、ハーランドを巡っては多くのビッグクラブが争奪戦に乗り出しているが、マンチェスターU側は「ドルトムントが現金を調達しようとしている」との情報を得ており、今夏に6600万ポンド(約95億円)の移籍金で獲得できると見込んでいる。ハーランドとドルトムントが2022年夏に移籍する場合はこの額で移籍できるという条項を契約内容に盛り込んでいたが、ドルトムント側が新型コロナ禍による財政難で現金調達を急いでおり、1年前倒しで適用する方針に。もちろん他のクラブも獲得に乗り出すが、マンチェスターUのブランドも相まって一歩リードしているようだ。

 世界屈指の人気クラブがスターを次々と獲得し、最強軍団を構築しようとしている。