イタリア1部ボローニャの日本代表DF冨安健洋(22)にドイツ移籍が急浮上した。イタリアメディア「カルチョメルカート・コム」は、ドイツ1部レーバークーゼンとボルシアMGが興味を示していると報じた。

 昨季まで右サイドバックとしてプレーしていた冨安は今季から本職のセンターバックに戻り、存在感を示している。同1部ユベントスのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(35)や同1部ACミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(39)といった世界的ストライカーとも互角以上に対峙し、評価が高まっている。

 2019年のボローニャ加入後、進化を続けており、昨年には同1部ACミランが獲得に動いたと、同メディアが伝えたものの、ボローニャ側は移籍金2500万ユーロ(約31億5000万円)を要求し、破談。ほかに同1部ローマも獲得に動いていたと地元メディアが報じているように、ビッグクラブが興味を持つほどレベルアップしたと言えそうだ。

「カルチョメルカート・コム」によると、冨安とボローニャの契約は2024年夏までという。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で欧州各クラブは深刻な資金難に陥っていることからも、900万ユーロ(約10億1000万円)という巨額な移籍金で獲得した冨安を売却する可能性もありそうだ。