スペイン1部ヘタフェは28日、今月8日に期限付き移籍で加入した日本代表MF久保建英(19)のインタビューを、クラブ公式サイトで公開した。

 時間は5分弱で、スペイン語版と日本語版の2パターンをアップ。まずは冒頭で「この2週間見てきたところでは、自分が成長できそうな環境だと思う。1週間単位でチームの状況、順位が変わっていく中で、自分が来てから2試合勝って1試合負けているが、過去のことは忘れて次の日曜に向けてやっていきたい」と、クラブの印象や今後に向けた意欲を語った。

 さらに「今年は各チームの均衡が保たれていて、どのチームも弱みと強みがありながら、弱みを見せないようにうまく戦えている」と、今季のリーグの力関係を分析。

 その中で大事になってくるのが新たなチームメートとの関係だが「このチームは本当に〝愉快な仲間たち〟というか、言い方は変だが明るい選手が多くて、新加入選手にとって非常にいい環境なのかなと思う」と話し、同じバルセロナ下部組織出身のMFマルク・ククレリャ(22)や、新加入のMFカルレス・アレニャ(23)らとの交流が順調に進んでいることをうかがわせた。

 インタビューには19歳とは思えない落ち着いた語り口で答えている。それについて問われると「そんなに落ち着いているとは思っていないけど、小さいうちからプロに上げてもらって、大人の選手とピッチ内外でコミュニケーションをとることが、今の自分のしゃべり方やあり方につながっているのだと思う」と、これまでの環境のおかげであると強調した。