イタリア1部ACミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(39)が、同1部インテルのベルギー代表FWロメル・ルカク(27)への差別発言を否定した。

 イブラヒモビッチは1―2で敗れた26日のイタリア杯準々決勝インテル戦で、DFからファウルを受けて激高するルカクと口論に発展すると頭と頭を突き合わせて激しくやり合った。両者に警告が出され、その後イブラヒモビッチは2度目の警告で退場処分となっていた。

 英紙「デーリーメール」などによると、イブラヒモビッチはルカクに対して「ブードゥーでもやってろ」と発言したという。ブードゥーは西アフリカやカリブ諸国などで信仰されている民族宗教で差別発言となりかねない。またルカクのことを「ロバ」と言った疑惑まで持たれている。

 一方のルカクもイブラヒモビッチに対して妻や母を侮辱する発言を行っていたとされる。

 そんな中、イブラヒモビッチは自身のツイッターで「ズラタンの世界には人種差別はない。我々はみんな同じ人種。我々はみんな平等だ!」と宣言したが、イタリアサッカー連盟がこの問題に調査しており、何らかの処分が下される可能性もある。