ギリシャ1部PAOKへの入団が濃厚となっている元日本代表MF香川真司(31)が26日、本拠地のギリシャ・テッサロニキ空港に到着した。

 水色のTシャツにジャケットを羽織り、首からはPAOKのエンブレムが入った白黒のマフラー。多くのメディアが取り囲む中、迎えの車に乗り込んだ。市内の施設でメディカルチェックを行い、早ければ27日にも入団会見を行う予定だ。

 昨年10月にスペイン2部サラゴサとの契約を解除し、フリーとなって移籍先を探しながらスペイン国内でトレーニングを行っていた。その様子は自身のインスタグラムでもたびたび公開されていたが、この日はサラゴサ市内の施設でバイクを漕ぐ写真をアップ。そこには「スペインでのラストトレーニング」と添えられていた。

 その後はインスタのストーリーに、ギリシャ入りする機内でサムズアップする姿も投稿。新天地での活躍に思いをはせている様子もうかがわせた。ちなみに、スペイン紙「アラゴン」によると、この飛行機はPAOKがチャーターしたものだという。

 2010年夏にドルトムント(ドイツ)入りしてからは欧州5大リーグでのプレーにこだわり、サラゴサと契約解除後も古巣のJ1C大阪からの〝オファー〟に「欧州でまだやるべきことがある」と断りを入れた。強い決意とともに、ギリシャで再び躍動するシーンをファンは期待している。