スペイン1部レアル・マドリードのエースFWカリム・ベンゼマ(33)が2022年夏までの契約終了後に古巣のフランス1部リヨンへ復帰する可能性が出てきた。

 スペイン紙「スポルト」は、ベンゼマの元代理人で親友のカリム・ジャジリ氏の話として「彼は原点に戻り、古巣で再びプレーしたいという思いがある。彼の夢は、リヨンに戻って素晴らしいプレーをすることだ。キャプテンのアームバンドを着用して、若い選手たちと一緒にプレーするのは魔法のようだ」とベンゼマがRマドリードとの契約満了後にリヨンへ復帰する見通しを示した。

 ベテランの域に達したベンゼマだがまだまだ健在で、今季もリーグ戦でチームトップの10ゴールを量産。ただ、チームは過渡期を迎えており、ジネディーヌ・ジダン監督の今季終了後の解任が濃厚で、多くの選手の入れ替えが検討されている。そうした中でベンゼマも引退を視野に入れながら、トップパフォーマンスを披露できるうちに、思い入れのある古巣でもう一花咲かせたいという思いが募っているようだ。

 名門で一時代を築いた名ストライカーの決断に注目が集まる。