イングランド・プレミアリーグのリバプールで〝リトルダイヤモンド〟と称される超逸材の待望論が沸き起こっている。

 攻撃陣の低迷が深刻化しているリバプールで、にわかに脚光を浴びているのが、武者修行のため同2部ブラックバーンへレンタル移籍に出したFWハーベイ・エリオット(17)。

 英紙「ミラー」は「エリオットはレンタル先のブラックバーンでインパクトを与え続けている。彼の保有元であるリバプールは、将来ユルゲン・クロップ監督(53)のスターマンになることを強く期待している」と報じ、復帰を熱望する声が強くなっている。

 エリオットは攻撃のすべての才能を兼ね備え、2019年5月には当時所属していたフラムで16歳60日でプレミアリーグ史上最年少デビューを果たした〝ワンダーボーイ〟。昨季移籍したリバプールでも将来のエース候補と期待されるも、一刻も早くトップチームでの実戦機会がほしい本人の希望で昨年10月にブラックバーンへ期限付き移籍。するとゴールとアシストを量産し、同僚で元リバプールのMFスチュワート・ダウニング(36)が「恐ろしい才能だ」と称賛するほどの大活躍を見せている。

 早ければ今季終了後にもリバプールに復帰する見込みで、日本代表MF南野拓実(26)にとってはポジションも重なるだけに強力なライバルとなりそうだ。