スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)に対し、25日に対戦するビルバオの指揮官が最大級の警戒を示した。

 久保はビルバオ戦で2試合連続の先発出場が濃厚となっているが、スペイン紙「アス」によると相手のマルセリーノ監督(55)が警戒感を強めている。

 久保とMFカルレス・アレニャ(23)の名を挙げたうえで「彼らは(ヘタフェの他のメンバーと)異なる経験を持っている。チームに変異をもたらすだろう」と強調した。1月に加入した2人はともに名門バルセロナで研さんを積んでおり、これまでヘタフェに不足していたテクニックを武器にしてチーム全体に新たな攻撃のリズムを生み出すというわけだ。

 敵の指揮官にとっては対策が厄介な相手というわけで、久保に対する評価の高さの裏返しと言えるだろう。

 ビルバオはスペインでも地力のあるチームだけに、新天地で順調に階段を上がる久保にとって試金石の一戦となりそうだ。