【イタリア・パルマ24日(日本時間25日)発】サッカーのイタリア1部第19節、サンプドリアの日本代表DF吉田麻也(32)が敵地のパルマ戦で昨季加入から初ゴールとなる先制点を決め、2―0の勝利に貢献した。

 前半25分、左FKからのクリアボールが右に流れると、MFアントニオ・カンドレバ(33)のクロスは攻め残っていたゴール前の吉田の頭上を通過。だがそのボールの処理をパルマFWアンドレアス・コルネリウス(27)が誤り、吉田の目の前に転がったこぼれ球を冷静に左足で流し込んだ。

 これで勢いづいたチームは同34分にFWケイタ・バルデ(25)が追加点。後半は攻撃陣が停滞してリードを広げられなかったが、GKの攻守もあり、吉田ら守備陣が完封した。

 18日にはチームとの契約延長が決まり、2022年6月末までチームに残ることになった。的確なプレーと勝負強さを発揮し、まだまだ活躍の場を広げそうだ。