イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(26)が救世主となることはできるのか――。

 昨季のリーグ戦を制したリバプールだが、直近5試合は未勝利(3分け2敗)。さらに、21日(日本時間22日)には、ホームで格下のバーンリーに0―1で敗れた。本拠地アンフィールドでの敗戦は69試合ぶりで、首位マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差は6に広がった。

 そんな中、英紙「デイリー・ミラー」は「リバプールが不振から抜け出し、タイトルを防衛するためにユルゲン・クロップ監督(53)が修正しなければならない5つのこと」という見出しで記事を掲載。南野の起用が一つのカギになるとの見方を示した。

 同紙は「状況を好転させるための時間は限られている。攻撃陣が不調ならば、そのバックアップの選手が必要」と指摘した上で「クロップ監督がもっと南野を起用しなかったことに驚いている。彼はリバプールに加入してから約1年がたつが、本物のチャンスを得られていない」と疑問を投げかけた。

 さらに「もっと多くのことをチームにもたらせる選手。FWディボック・オリギ(25)はほぼ活躍できておらず、MFアレックス・オックスレイド・チェンバレン(27)も3トップの一員として苦戦していることから、南野の起用は歓迎される決断だろう」と伝えた。

 複数の英メディアは、24日(日本時間25日)に行われるイングランド協会(FA)カップ5回戦のマンチェスター・ユナイテッドで南野がスタメンに名を連ねると予想しているだけに、名門相手に己の力を見せつけたいところだ。