イングランド・プレミアリーグで8季ぶりの優勝に向けて首位に立つ名門マンチェスター・ユナイテッドが、将来の核となる怪物10代選手の〝W獲り〟を画策している。

 スペイン紙「スポルト」は「マンチェスターUが欧州ライバルを打ち負かし、ブラジルの〝ワンダーキッド〟FWガブリエル・ベロン(18=パルメイラス)との契約に向けて水面下で動いている」と報じた。

 ベロンはブラジルのユース各年代でエースとして活躍しており「ブラジルの新たな至宝」と称されるスター候補。スペイン1部バルセロナをはじめ、プレミアリーグのライバルであるマンチェスター・シティーやイタリア1部ユベントスなど、そうそうたるビッグクラブによる争奪戦が展開されているが、最新の状況ではマンチェスターUがリードしているという。

 また英紙「サン」は「マンチェスターUが、17歳でセンセーションを起こしているMFジャマル・ムシアラ(17=バイエルン・ミュンヘン)を急転直下で獲得しようとしている」と報じた。

 ムシアラは昨年6月のフライブルク戦で17歳115日でドイツ1部デビューを果たし、今季の昨年9月18日のシャルケ戦では17歳205日で初ゴールを決め、いずれも名門バイエルン・ミュンヘンの最年少記録を更新した神童。U―21イングランド代表で活躍しており、同国の次期エースとして期待が高まっている逸材だ。ムシアラは2022年夏までユース契約を結んでいるが、その後の契約延長交渉が難航しており、退団の可能性が浮上。マンチェスターUがその間隙を縫ってアタックを仕掛けているのだ。

 ノルウェー代表FWアーリングブラウト・ハーランド(20=ドルトムント)ら大物の補強に動いている名門だが、長期的なチーム強化を視野に入れてともに天才と称される2人の獲得に動いているようだ。