スペイン2部サラゴサを退団後フリーとなっている元日本代表MF香川真司(31)の新天地候補にイタリア1部ウディネーゼが急浮上した。

 イタリアメディア「トゥットウディネーゼ」が「ウディネーゼは、攻撃陣を強化するためにストライカーを探しており、リストの中にはシンジカガワの名もある」と報じた。

 古豪のウディネーゼは今季ここまで15位と低迷しており、降格もちらつく苦しい状況にある。特に深刻なのが得点力不足で、1月の移籍市場で残留へ向けた攻撃陣のテコ入れを検討。「彼にはドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドで重要なキャリアがある」と同メディアが指摘するようにルカ・ゴッティ監督(53)やクラブ首脳陣が香川の経験と実力を高く評価し、チーム再建の切り札として白羽の矢を立てたようだ。

 また、英メディア「90min」は、ドイツ1部ブレーメンの獲得候補5人としてMFマルティン・ウーデゴール(22)らとともに香川加入の可能性を報じた。

 同メディアは「ドルトムントで216試合に出場して60ゴール、55アシストをマークしている攻撃的なオールラウンダーだ」と香川のドイツでの実績を記して即戦力と強調した。ブレーメンには日本代表で共闘してきたFW大迫勇也(30)がおり、盟友との強力タッグが期待できそうだ。

 新たな動きが出てきて、香川の動向から目が離せなくなってきた。