スペイン1部レアル・マドリードがチームを大刷新する可能性が出てきた。

 スペイン紙「アス」はRマドリードの主力の多くに契約切れが迫っている現状を紹介。「喫緊のケースは、今季契約が終了するMFルカ・モドリッチ(35)DFセルヒオ・ラモス(34)、FWルーカス・バスケス(29)だが、2022年にはDFナチョ・フェルナンデス(30)、DFラファエル・バラン(27)、DFマルセロ(32)、MFイスコ(28)、FWカリム・ベンゼマ(33)が満了する」とチームを支える屋台骨たちが岐路に立たされている。

 新型コロナ禍でクラブは大損害を被り、今後損失がさらに大きくなる可能性もあるため特に費用がかさむ大物との契約延長交渉に影響を及ぼし、いずれも難航が予想されるという。

「クラブは現在これらの問題に取り組むことを優先していない。今緊急の事項は口座のバランスを取ることで、彼らは新たな給与の引き下げさえ提案しているからだ」と同紙は指摘した。

 今季満了組ではモドリッチが1年の契約延長で合意が見込まれる一方で、来季満了組ではイスコとマルセロの退団が濃厚。バランとベンゼマはクラブ側が引き留める方針だが、微妙な状況という。

 Rマドリードはフランス代表FWキリアン・ムバッペ(22)など大物獲りを狙っており、資金の捻出に四苦八苦している。とはいえ在籍選手たちの契約延長交渉で出し渋れば大量退団もありえるだけに、名門が苦しい台所事情に悩まされそうだ。