スペイン1部ヘタフェに移籍した日本代表MF久保建英(19)が受けていた屈辱的な扱いぶりをスペインメディア「ディフェンサセントラル」が報じている。

 先日まで同1部ビリャレアルでプレーしていた久保だが、かねてウナイ・エメリ監督(49)が久保の移籍を希望していたといい「エメリは久保を試合の最後の数分だけプレーさせていたが、結局他の選手を起用する考えを持っていたのだ。エメリなどのビリャレアルのコーチたちは久保の才能に懸けることはなく、テクニックに乏しくても闘争心がある選手を好んでいた」と伝えた。

 その上で「エメリは集団的利益と内部競争にも気を配っていたし、久保のことが全く好きではなかった一面があった。その中で、ビリャレアルの宝石の一つであるMFエレミ・ピノが台頭してきたのも大きな決め手となった」と指摘した。

 移籍先の候補に挙がっていたチームについても触れられており「保有元のレアル・マドリードはセルタ、グラナダ、セビージャ、ベティスなど多くチームのオファーを受けたが、ヘタフェに移籍することになった」と明かした。

 ビリャレアルでは悔しい結果に終わった〝日本の至宝〟。新天地では、何としても見返したいところだ。